2010年11月12日金曜日

忍び込む愛国心

YAHOOのコメント欄などを見て、腹が立ったり、嫌な気分になったりするということは、自分もまた「愛国心」にとらわれているということだ。誰がバカなことを言っていようと、バカな意見に「私もそう思う」人が何千人いようと、「気の毒な人がいるね」と思っていればいい話で、それを憂える必要は無い。「やれやれ。どうしようもない国だね」と苦笑していればいいのである。非国民でありたいと思っていても、愛国心はいつの間にか忍び込んでくる。危ない危ない。

内田樹氏が、人は愛国心によって同胞を憎み、同胞への怒りや憎しみによって愛国心を証明しようとする、というようなことを書いていて、まったくその通りだと思ったのだが、自分自身もその罠にかかっていた。気をつけよう。

0 件のコメント: